少し前に友人がこんなことを言っていました。
「自信を持ちたい!」
自信。
それは、自分を信じること、信頼すること。
久しぶりに聞いた言葉だと思いました。
私は生まれてこの方、「自信を持ちたい!」と考えたことがありません。
自信満々だからというわけではありません。
むしろ逆で、自信なんて皆無でした。
「自分に自信が持てない。自信を持つなんて私には無理だ・・・」と考えるばかりで、
「自信を持ちたい!」「自信を持とう!」なんてことすら考えることができなかったんです。
そんな感じだったので、友人が「自信を持ちたい!」と言った時は、
そう思えることがとても立派だと思いました。
友人とこの話をした後、
「私はどうなんだろう?」と考えてみました。
そもそも、「自信」って、「自分を信じる」ってどういうことなんでしょう?
外見、学力、仕事、お金など、人より優れている何かがあればいいのか?
誰にも負けない才能や特技があればいいのか?
自信とは、他人との比較による優劣で決まるものなのでしょうか?
そんな浅はかなもの?
なんかちょっと違う気がしました。
じゃあ、「自分が信頼できる人ってどんな人だろう?」と考えました。
人に対して優しさ、温かさ、思いやりを持って接することが出来る人。
自分の力を過信せず、
たとえ、何か人より秀でた能力を持っていたとしても決して驕らない人。
自分の価値観を決して人に押しつけず、
自分と他人との違いをきちんと受け止めることができる人。
何か問題が起こったとしても不平・不満・愚痴を言わず、
最善を尽くそうとすぐ行動に移せる人。
・・・などなど、いろいろ出てきました。
しかし、自分がそれに足る人間とはとても思えない・・・。
しかも、自分がそのような人間かどうかなんて、周りの人にしか分からないことです。
何かしっくりきません。
「自分で自分を信頼する」って、一体なんだ!?
迷路にハマりました;
しかし、フッとある出来事が思い浮かびました。
それは、「自分でやりたいことに挑戦したこと」。
昔の私は何かに挑戦する、ということをしてこなかったんです。
やりたいと思うことがあっても、挑戦しなくてはならないようなことはけっこう避けてきました。
単純に挑戦することが面倒だったのと、
挑戦して失敗することが怖かったんです。
そんな面倒ごとや恐怖に精神を擦り減らすくらいなら、
今の生活を甘受する方が楽だと考えてました。
そんな感じで生きてきた私ですが、
ある時、どうしてもやりたいと思うことが出来ました。
それは、「ミッキーに会うこと」。
ミッキーとは皆さんご存知、ディズニーの「ミッキーマウス」ですよ。
これまでディズニーには何回か行ったことがありましたが、
アトラクション乗りまくり派だったので、
一度もミッキーに会ったことがありませんでした。
そんな私だったのに、
ある日突然ミッキーのことが大好きになったんです。
これは未だになぜなのかよく分からないんですよね;
数年前に突然好きになったんです。
それまで全くそんな気配なかったのに。
そんなこんなで「ミッキーに会いたい!」と思ったわけですね。
そして、会社の同僚と一緒にディズニーランドに行く予定を立てたわけなんですが、急遽同僚が仕事で行けなくなってしまいました。
その後、家族や友人にあたってみましたが、
平日だったので、みんな都合がつかず、
一緒に行ける人が見つかりませんでした。
いつもならそこで、「じゃあ仕方ないか・・・」と諦めるところなんですが、
なぜかその時は諦められませんでした。
「ミッキーに会いたい!ミッキーに会うんだ!」
とても強い気持ちでした。
そして、「一緒に行ける人がいないなら、一人で行くしかない!」と思い立ったわけです。
おひとりさまテーマパークなんて生まれて初めてのことでしたし、
一人で出かけること自体あまりやってこなかった私にとって、
これは試練にも等しい大挑戦でした。
おかげで当日は朝から緊張しっぱなしでした;
ミッキーと確実に会うには「ミッキーの家とミートミッキー」に行けばいいという情報を知り、とりあえず行ってみることに。
そう。実はミッキーの家も行ったことがなかったんです;
それまでは絶叫系アトラクションばかり乗っていたので。
どんな感じで会うのか全然分からない状態で一人で行ったので、
終始心臓がバクバクでした。
そして、初めて一人でミッキーに会いました。
キャラクターグリーティングの経験が全然なかったので、
どうすればいいのか全く分からず、
オロオロしながらのご挨拶となってしまいました。
でも、そんな私にミッキーは優しく接してくれて、
何とか一緒に写真も撮れました。
緊張し過ぎてちょっと顔が引きつった感じになってしまいましたが、
ついに念願のミッキーとのご挨拶とツーショ撮影が叶ったのです!
ハグしてくれたのが一番嬉しかったですね^^
ミッキーの家を出た後、ホントに嬉しかったのを今でも覚えています。
この時感じた嬉しさは2つあります。
1つ目はもちろん、ミッキーと会えたこと。
単純に夢が叶ったという部分ですね。
そして、
2つ目は、心細くても逃げずに、自分の意志を貫き通したこと。
周りの目が怖い。
一人で心細い。
そんな状況から逃げず、「やりたい」という自分の意志を貫き通すことができたのがとても嬉しかったのです。
辛ければ逃げることだってできたはずなのに、
私はそうしなかった。
自分に言い訳したり、嘘をついたりせず、
やりたいことを成し遂げることのみを考え、
行動したのです。
私が「自信ない・・・」と思わなくなったのは、この頃から。
「自信のある人」というのは、
「自分を信頼している人」というのは、
自分に嘘をつかない人、
自分と真摯に向き合っている人
なのではないでしょうか。
嘘をつかないことや、相手ときちんと向き合うことは、
信頼できる人間の第一条件として挙げられると思います。
これは自分に対しても同じことなんです。
自分という人間は、他の誰よりもまず、自分自身が見ています。
自分の気持ちに対し、嘘をついたり、蓋をして心の奥底に閉じ込めたり、無視したりすると、人は自分のことを信じられなくなります。
そして、そのまま生き続けてしまうと、
自分の本当の気持ちが分からなくなり、自分自身を見失い、
ただ何となく生きてるという感じで生きていくことになるのです。
そんな人生は虚しいです。
そんな人生は悲しいです。
苦手なことがあったっていいんです。
好きだけど、ちょっと不得意だということがあったっていいんです。
自分のそんな部分を一つ一つきちんと受け入れた上で、
「じゃあ、自分はどうしたいか?」を問い、
その答えに従って生きればいいだけなのですから。
悔いのない人生、納得のいく人生を生きるために、
自信を持つことはとても大切。
自信を持つためには、自分に嘘をつかず、自分の気持ちを無視せず、
ありのままを受け入れることが大切なのではないでしょうか。

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